一般社団法人 日本国際医療協力センター

提携病院Hospital

千葉西総合病院

循環器内科を中心とする千葉西総合病院は年間3,000例を超える心臓カテーテル治療を行い、5年連続心臓カテーテル治療数1位。院長三角先生は人の10倍、100倍の心臓カテーテル治療の経験をもっており、治療成功率ほぼ100%という驚異的な数字を得ている。患者さんが不調を感じたら、予約なしですぐに来院し、その日のうちに検査を行うことが可能。検査当日に診断を行い、異常が見つかれば当日中の治療を行う。来院当日に診断、手術し翌日退院できる。年中無休・24時間オープン救急を絶対断らない。積極的に外国人患者様を受け入れている。多言語に精通した医療スタッフもいる。

専門分野

動脈硬化、心筋梗塞、血管の病気

治療特色

「5年連続心臓カテーテル治療数1位」

日本全国から多くの患者さんが心臓カテーテル治療を受けにくる病院が千葉県にあります。千葉西総合病院は年間3,000例を超える心臓カテーテル治療を行っており、その数は5年連続で全国1位です。カテーテル治療の中でも難度の高い「ロータブレーター治療」、「エキシマレーザー治療」も世界で有数の件数を誇っています。

この医療チームを率いるのが千葉西総合病院病院長であり、今も心臓病センター長として治療現場に立ち続ける三角和雄医師です。アメリカの医師格付け機関による「ベストドクターズ」に何度も選出されるほど、世界的にも有名な先生です。

アメリカで人の10倍、100倍の心臓カテーテル治療の経験

学生時代の留学経験から、アメリカで医師としてのトレーニングを積みたいと考えるようになりました。日本で大学の医局に入局して研修を行った後、アメリカに留学しました。ニューヨークを皮切りに、2~3年ごとに勤務する病院を変えながら、循環器内科を中心に内科領域で幅広く、最新の医療技術を学び続けました。日本で臨床医として働くよりも数十倍、数百倍の患者さんを診ることができたと思います。

多くの経験を積む中で、これからは心臓カテーテル治療が中心の時代になると確信しました。患者さんにとって、身体的にも経済的に負担の大きい手術ではなく、患者さんに優しいカテーテル治療がこれからの医療の主流になると考えたのです。

もともと新しいものに興味のある性格で、私が得意とするのはロータブレーター、エキシマレーザーなどの心臓カテーテルの先端医療です。そのような先端医療を行うことができる病院は日本では限定的なので、家族の都合で帰国することになったときに、自分の理想の医療が実現可能である千葉西総合病院で病院長兼心臓病センター長として働くことにしました。

心臓カテーテル治療数1位の病院に

千葉西総合病院は2014年の1年間に3,017例の心臓カテーテル治療を行いました。「手術数でわかるいい病院2015全国&都道府県別ランキング」(週刊朝日MOOK)でも、5年連続1位に選ばれています。

私個人も1日平均10~15人の患者さんに対して、心臓カテーテル治療を行っています。土曜日も含めて毎日カテーテル治療を行っており、治療が終わるのは深夜です。休みはほとんどありませんが、この仕事が天職だと思っているので何も苦になりません。

「心臓カテーテル治療の現在 ―最先端カテーテル治療室」

病院長兼心臓病センター長である三角和雄医師は、カテーテル治療の世界的な権威で、医師同士の選ぶ「Best Doctors in Japan」に何度も選ばれています。三角和雄は病院長である現在も現場の最前線で患者さんの治療を行っています。千葉西総合病院でどのような医療を実現しようとしているのか、三角先生に伺いました。

三角先生が千葉西総合病院で目指す理想の医療

私の医療哲学は「病気は待ってくれない」です。そのために、できるだけ早く病気を発見して、できるだけ早く治療を行うことが重要です。

一般の病院では、「胸が痛い」という症状が出てから、まず検査の予約をして、検査をして、病変が見つかったらカテーテル治療の予約をして……と多くの段階を踏むので、治療をするのに数週間から1か月以上かかってしまうことが多くあります。千葉西総合病院では、患者さんが不調を感じたら、予約なしですぐに来院し、その日のうちに検査を行うことが可能です。検査当日に診断を行い、異常が見つかれば当日中の治療を行っています。

これだけのスピーディな対応が行える病院は日本全国でも極めてまれで、年間で3,000人以上が心臓カテーテル治療を受けていますが、この数は5年連続で全国一位の数です。

私自身も毎日外来患者さんを診て、夕方の17時ごろからカテーテル治療を開始します。毎日多くの患者さんが来るので、治療が終了するのは深夜になります。土曜日も同様に深夜までカテーテルを行っていますが、私はこれが天職だと思っているのでまったく苦になりません。

高度な心臓カテーテル治療を可能とするカテーテル治療室

千葉西総合病院には6つの血管カテーテル室があり、その中央部にコントロールセンターがあります。大型モニターとデスクトップモニターが配置されており、すべての部屋の手術の様子や患者さんの状況(血圧、心拍数など)をモニターすることができます。

それぞれの部屋の担当医師と会話することができますし、モニターに映し出される血管に描画することで、詳細な指示を出すこともできます。このシステムを利用することで、複数のカテーテル室に対して、リアルタイムで適切な指示を出すことが出来るのです。

年間3,000症例を超える心臓カテーテル治療を迅速に実施し、治療成功率ほぼ100%という驚異的な数字はこのような最先端医療設備にも支えられています。

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「心臓カテーテル治療最先端 ―ロータブレーター」

この医療チームを率いる三角和雄医師は、世界でもっとも「ロータブレーター治療」を行っている医師として世界的に有名な医師です。三角先生に、ロータブレーター治療とはどのような治療なのかをお伺いしました。

ロータブレーターを用いた冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)治療とは?

冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)は、悪玉コレステロールが心臓の周りの血管(冠動脈と呼びます)の内側にへばりついて硬くなり、血管の内腔が狭くなってしまうことから起こる病気です。冠動脈疾患が進行してくると、血管が石のような硬さになります。硬くなってしまうと、通常の冠動脈疾患の心臓カテーテル治療で使われるバルーンやステントなどで血管を広げることが不可能になってしまいます。

石のように硬くなってしまった血管を広げるためには、それよりも硬いもので削ることが必要です。石よりも硬いものはダイヤモンドという発想で、ダイヤモンドドリルさながらのロータブレーターが作られました。ロータブレーターは心臓の血管の固くなった部分を削り取るドリルのような医療機器です。ロータブレーターの先端には小さなダイヤモンド粒子が組み込まれており、ドリルを高速回転させることで動脈硬化を起こした血管壁を削ります。

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私がこの治療法に出会ったのは1993年のことです。それから二十数年間、累計で数千件のロータブレーター治療を行ってきましたが、多くの場面でこの治療は絶大な効果を発揮してきました。ロータブレーターがなければ救えなかった患者さんは多くいます。たとえば通常のカテーテル治療も心臓のバイパス手術も行えないような高齢の患者さんなど、多くの命を救ってきたのです。

どのような患者さんにロータブレーターを使用するのか?

ロータブレーターの強みは、固くなってしまった病変を削ることにあるので、心臓の血管が石のように硬くなってしまった患者さんがよい適応になります。

具体的には、

・長期間の高血圧、高コレステロール血症、糖尿病などがあって、動脈硬化が進行してしまった患者さん
・血液透析を行っており、血管が硬くなっている患者さん
・血管が硬くなることの多い川崎病の患者さん(若い人に多い)

などがあげられます。

ロータブレーターNo.1病院である千葉西病院

ロータブレーターは日本でも1997年に認可されました。その使用効果は絶大ですが、誰でもできる治療ではありません。血管に穴をあけてしまうなどといった重大な合併症もあるため、習熟した医師しかできず、病院が厚生労働省に定められた基準を満たさないと、ロータブレーター治療を行うことは認められていません。

どれくらいの難しさかというと、一般的な心臓カテーテル治療であるバルーンやステントは自転車やオートバイを普通に運転する程度のレベルだとすると、ロータブレーターはフェラーリで首都高を時速200kmで運転するレベルの難しさです。

千葉西総合病院では、世界的に見てもロータブレーターの手術件数ではトップクラスの病院で、私個人としても累積で行ってきたロータブレーター件数は世界でもトップだと思います。

「心臓カテーテル治療最先端 ―エキシマレーザー」

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この医療チームを率いる三角和雄千葉西総合病院長に、「エキシマレーザー治療」とはどのような治療なのかを教えていただきました。

エキシマレーザーとはなにか?

心臓カテーテルの治療にはいくつか種類があります。「バルーンカテーテル」と呼ばれるカテーテルの先端についた風船を膨らませることで血管を広げる治療や、「ステント」と呼ばれる網目状の金属製の筒を血管内で広げることで血流を回復する治療が主流です。

動脈硬化が進行してくると血管が硬くなってしまうため、そもそもカテーテルが通せなくなったり、バルーンやステントを用いても血管が広げられなくなったりしてしまいます。そのような場合には、カテーテル治療ではなく心臓血管バイパス手術が行われてきましたが、バイパス手術は患者さんにとって非常に身体的、経済的な負担の大きい治療です。

このように血管が硬くなってしまった場合にも使えるのが、「ロータブレーター」と呼ばれるダイヤモンドのついたドリルを用いた心臓カテーテル手術で、血管の硬くなった部位を削る治療です。

ただし、ロータブレーターにも弱点があります。ロータブレーターは血栓(血のかたまり)を伴うような病変には使用できないのです。血栓を伴った病変の場合に使われるのが「エキシマレーザー」です。カテーテル先端にとりつけた照射装置からレーザー光線を出すことによって、血栓や血管の硬くなってしまった部位を取り除くことができるのです。

それ以外にもエキシマレーザーは、ステントを入れた患者さんの再狭窄(再び血管が狭くなってしまうこと)の治療にも使用されます。ステントの中にコレステロールや血のかたまりが付着してしまうので、エキシマレーザーを使用してそれらを除去してあげてから、再度バルーンなどを用いて血管を拡張するといった使用方法になります。

エキシマレーザーが使えない場合はあるのか?

エキシマレーザーは、石灰化(動脈が石のように固くなってしまうこと)、血栓の両方に使用できるので非常に有効です。そうであれば、「石灰化のみにしか使用できないロータブレーターは必要ないのでは」と思うかもしれませんが、石灰化があまりにも強い場合はロータブレーターでないと固くなった部分を取り除くことはできません。

治療実績

千葉西総合病院は2014年の1年間に3,017例の心臓カテーテル治療を行いました。年間3,000例を超える心臓カテーテル治療を行っており、その数は5年連続で全国1位です。

年間3,000症例を超える心臓カテーテル治療を迅速に実施し、治療成功率ほぼ100%という驚異的な成果が収まっています。

院内名医

三角 和雄

医学博士、千葉西総合病院院長。1982年東京医科歯科大学医学部卒業、卒業時、長尾優学術奨励賞(金時計)受賞。 同年、東京医科歯科大学医学部第三 内科入局。 1985年, 渡米。イリノイ大学シカゴ校にて心臓血管病理を研究しニューヨーク医科大学、カリフォルニア大学、ピッツバーグ大学にて内科レジデント研修、循環器臨床フェロー研修終了。UCLAグッド・サマリタン病院にて2年半の心血管カテーテル治療専門フェロー研修終了。1996年にはハワイ大学臨床副教授、1998年から2000年までは千葉西総合病院の心臓センター長、副院長、2003年には東京医科歯科大学臨床教授を兼任、2004年には千葉西総合病院の院長となる。 日本とアメリカカリフォルニア州、ハワイ州の医師免許を持ち日本天皇が授与する紺綬褒賞を受賞。 アメリカ医師格付け機関による「ベスト・ドクター・イン・ジャパン」に5回も選ばれ、狭心症の治療において高度な技術を要するロータブレーターを使ったカテーテル治療を年間600件も行い3年連続世界一となり、国際的知名度が高い名医である。